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世 界 連 邦 憲 法



世 界 連 邦 憲 法 草 案

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 これは、世界連邦憲法の草案です。まだ完成していませんが、基本的な思想は示されています。世界連邦憲法の基本的な思想は、論文「世界政府のための国際政党」にもとづいています。基本的な政策は、各国の代表を人口に応じて、直接、選挙で選び、世界議会に送ることです。上の論文で提案された世界議会は、2院からなり、各院は基本的には1,000名の議員を持ちますが、この憲法で提案された世界議会は、1院のみを持ち基本的には、1,000名の議員を持ちます。この憲法における世界連邦の基本的な特徴は、以下の通りです。

世 界 連 邦 の 基 本 的 シ ス テ ム

 世界連邦における最高権威は、世界議会です。

 世界議会は、世界政府の首相と世界法廷の裁判官を任免します。

 世界議会の登録議員は、他の不適格な登録議員の議席に反対することができます。

 世界連邦の基本的な利益は、世界連邦憲法の前文にも書かれています。

世 界 連 邦 の 基 本 的 な 利 益

 1. 世界連邦は、戦争を減らすか防ぐことができる。これは、戦争による人々の死亡および負傷の減少、戦争による破壊の減少、そして軍事費の削減を可能にする。

 2. 世界連邦は、国際共通通貨を発行できる。これは、為替レートの変動をなくすことを可能にする。

 3. 世界連邦は、すべての人々に雇用を提供できる。これは、貧困の撲滅を可能にする。

 これらの利益についてのより詳しい説明は、世界党宣言をご覧ください。従って、世界連邦を樹立することは政治政策ですが、同時に最も効果的な経済政策であるとも言えます。特に、これらの利益は発展途上国にとって重要です。

 以下の図は、世界連邦の樹立のプロセスを示しています。

 第一段階では、世界議会が、「世界議会規約」にしたがって設立されます。初期の段階での世界議会は、立法権のない諮問会議です。これは、欧州議会に似ています。それ故、各国および地域は独立したままであり、世界議会の決定に従う義務はありません。この世界議会がうまく機能すれば、立法権を与えられ、世界連邦憲法を制定します。このようにして、世界議会の一部から真の世界議会になります。
 各国は、選挙を行い議席に応じて代表を送ります。議席の配分の数値例は、以下の通りです。

 

人 口
千 人

議決権

調 節 済 み
議決権

代 表

登 録
議 員

世界人口

6,829,297.0

1,000.000

 

 

 

中国

1,345,751.0

197.0556

197.000

197

591

インド

1,198,003.3

175.4212

176.000

176

528

アメリカ

314,658.8

46.0748

46.000

46

138

日本

127,156.2

18.6192

19.000

19

57

仮想国

1.0

0.0001

0.001

1

3


 世界の人口は68億2,929万7,000人で、そのうち中国は13億4,575万1,000人、インドは11億9,800万3,300人、アメリカは3億1,465万8,800人、日本は1億2,715万6,200人、仮想国は1,000人と仮定されます。議席の総数は基本的には1,000で、議席は人口に応じて配分されます。原則として、1人の代表が1票を持てます。したがって、原則として、代表数はその国の議決権数に等しくなります。したがって、中国の場合、議決権は197.0556です。同様に、インドは 175.4212 を持ち、アメリカ 46.0748票、日本 18.6192票および仮想国 0.0001票です。これは、小数第1位を切り上げあるいは切り下げて整数に調整します。小数第1位がゼロでなければ切り上げられ、ゼロならば切り下げられます。1票未満の議決権を持つ国の場合は、ゼロでなくもっとも大きな小数の位が切り上げられます。中国の場合は、小数第1位はゼロなので切り下げられ調整済み議決権は197.000になり、公式の代表は197人です。インドの場合は、少数第1位はゼロではないので切り上げられ、調整済み議決権は176.000になり、公式の代表は176人になります。アメリカと日本の場合は、調整済み議決権は同様に計算され、公式の代表はそれぞれ46人と19人です。仮想国の場合は、人口は1,000人なので、議決権は0.0001で、小数第4位がゼロでないので0.001に切り上げられます。したがって、この国は0.001の議決権を持った代表を1人送ることができます。この措置により、すべての議決権は1、0.1、0.01、0.001に分類できます。従って、議決権の総数は基本的には1,000ですが、実際の代表と議決権の総数は、それぞれ1,000を若干上回ります。このように、この政策は、各国から人口に応じて代表を選び世界議会に送ることによって人々の支持を得ようと言うものです。これは、人々の支持のみが世界連邦を樹立し、維持できると言う考えにもとづいた政策です。
 各国の代表の選挙は公正に公開で行われなければなりません。各国の当選者は世界議会の少なくとも1年前に世界議会に登録されなければなりません。各国からの登録議員(登録された当選者)の数は公式の代表の数の3倍まで可能です。たとえば、もしある支部の公式の代表の数が10なら、その支部は30人の議員を世界議会に登録することができます。その支部は、その30人の議員の中から10人を公式の代表として送ることができます。例えば、日本は57人の議員を世界議会に登録します。他方、アメリカは、138人の議員を登録します。たとえ、たった2カ国で選挙が行われたとしても、それば世界議会の一部を構成します。他の国は後から加入できます。このようにして、世界議会の一部は世界議会全体に発展できます。上の表の場合、それぞれ、中国の登録議員数は591で、インド528、アメリカ138、日本57、仮想国3です。
 議員の資格の任期は、世界議会の議長が任期の最初の会議が開かれたことを宣言した日から4年間です。任期が満了した時、議員は、それぞれの国で再選されれば、2回以上登録することができます。
 登録議員は、他の登録議員に問題があれば、その議員の議席について反対することができます。それ故、このシステムは、世界議会に強い権威を持つことを可能にします。このシステムは、以下の通りです。


不 適 格 な 議 員 の 除 名

  もし登録議員に問題があれば、ほかの登録議員は、その登録議員に対して反対することができます。たとえば、もし登録議員が直接人々により選挙されていなければ、ほかの登録議員はその議員の議席に対して反対することができます。登録議員が他の登録議員に対して反対するときは、反対する登録議員は自己の名前と明確に示された理由を記した文書を世界議会の議長に送ります。もし、反対が登録議員の総議決権数の5%に達したら、議長はその文書を各登録議員に送り、世界議会の会議では、反対された登録議員を除名する動議が提出されます。世界議会の会議で、出席代表の総議決権数の過半数の議決権を持つ出席代表が除名に反対すれば、その反対された登録議員は除名されません。それ以外の場合は、たとえ文書による反対が登録議員の総議決権数の5%でも、その反対された登録議員は除名されます。
 除名の議決のプロセスにおいて、一国の総議決権数は、最大で基本的に、出席している代表の総議決権数の20%までです。計算の詳細は、規約をご覧ください。

 各国または地域からの登録議員は、人々に直接選ばれた人達でなければなりません。従って、独裁制の国が選挙を行わずに議員を登録しても、本憲法で規定された手続きによって、彼らは他の登録議員に異議を申し立てられ除名されるでしょう。
 このように、不適格な登録議員は、他の登録議員により除名されます。このシステムにより、たとえ3,000人のメンバーが登録されたとしても、反対により10人になってしまうかも知れません。さらに除名の手続きを完了するのに4年の任期のうち3年もかかってしまうかもしれません。しかし、この残った10人の議員が絶大な権威となり、その10人が残りの1年の任期で決定したことは、人々の最高の支持を得ます。
 世界連邦憲法においては、世界連邦は、立法、行政、司法の三権分立のもとにはありません。図に示されているように、世界議会は世界政府の首相と世界法廷の裁判官を任免します。このように、世界議会は、世界連邦の最高権威です。今日、世界のほとんどの国と地域がオリンピックに代表を送っています。ですから、世界議会に代表を送ることは不可能ではないと思われます。
 なお、「世界議会規約」と「世界連邦憲法」などにおいて、「決議」という用語は使っていません。これは、「決議」という用語と「議決」いう用語の区別があいまいなためです。「決議」は使わずに「決定」という用語を使用しています。英語との対応は、「議決」には"Resolution"が対応し、「決定」には"Decision"が対応します。

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2016年9月1日更新


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