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世 界 党 規 約 ![]()
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前 文
我々は、世界市民である。我々人民は、心から世界の平和と人々の幸福を望み、世界民主主義を確立することが我々の義務であると信じる。我々の基本的な政策は、世界議会、世界政府、および世界法廷を内部に持つ、世界連邦を樹立し維持することである。ここにおいて、世界連邦とは独立国からなる世界的規模の連邦であり、世界議会は連邦内での最高権威であり、世界政府は連邦内で行政にたずさわり、世界法廷は、基本的に国際的な問題にかかわる。 我々が樹立しようとしている世界政府は、社会の限られた側面にのみかかわる。すなわち、原則として、軍事力の管理、通貨の発行、及び個々の国には解決できない他の政治経済問題にのみかかわる。宗教、自由主義や共産主義のような政治経済体制、工業、農業、商業、科学、芸術、スポーツ、伝統等のような社会の他の面は、個々の国の自由にまかされている。世界党においては、政治と宗教は分離されており、宗教は個人的な事とみなされているので、いかなる宗教も自由である。 世界党は、党員を持たず、各国に一支部がある。各国の支部が党員を持つ。世界党は、各国の支部の国際事務局である。 各支部の基本的な政策は、世界党の政策と同じでなければならない。ここにおいて、基本的な政策とは、世界議会、世界政府、および世界法廷を内部に持つ、世界連邦を樹立し維持することである。ただし、個々の支部はそれ自身の政策を持つことができる。したがって、個々の支部は自由主義も共産主義も宣言することができる。すなわち、ある国の世界党支部は自由主義を、ある国の支部は共産主義を宣言できる。支部においても、政治と宗教は分離されている。
第一条 組織の名称
本団体の名称は、「世界党」とする。
第二条 本部の所在地
本部は、
〒270-0007 日本国千葉県松戸市中金杉1-158 鈴木俊雄氏方 世界党
に置く。
第三条 政策
世界党の基本的な政策は、世界連邦を樹立かつ維持し、個々の政府が解決できない国内的国際的な問題に取り組むことである。
第四条 世界党大会
1 世界党の最高機関は、世界党大会とする。大会は4年に1回開催され、原則として、回ごと毎に異なる国で開催されるものとする。大会が4年を上回る期間の後に開催される場合は、できるだけ早期に開催される。世界党大会は、以下の条件が満たされる限り、出席している代表の数にかかわらず承認される。
i 少なくとも開催の日より1年前に、世界党大会開催の通知が発行されている。 ii 開催地は、他の開催地と比較して到達することが困難でない。すなわち、開催地は特別な困難なしに到達でき、代表者へのビザは特別な困難なしに発行される。
2 すべての事項は、本規約に特別に定めのある場合を除いて、出席党員の総議決権数の過半数を持つ党員によって決定され、可否同数のときは、議長の決するところによる。ここで、出席党員の総議決権数は、各支部の最大議決権数に従った各支部の議決権数の総数である。各支部の最大議決権数は、本規約の他の箇所で規定される。 3 大会は、党首を選出し、会計検査院の検査官を選出し、世界党宣言を採択し、世界党規約を改正し、既存の支部を除名し新しい支部を承認し、不適格な登録党員を除名し、その他大会にふさわしい事項を決定する。ただし、党首および他の役員は、上の手続きでは解任されず、本規約の他の箇所で規定する弾劾によってのみ解任される。
第五条 党首
世界党の党首は、世界党大会で選出される。任期は4年で、2期以上選出されることができる。次の世界党大会が4年を上回る期間の後に開催される場合は、任期は次の大会まで延長される。
第六条 役員
役員は、党首、副党首、書記長、書記、広報官、会計、および党首に任命された他の役員から成る。党首は、副党首、書記長、書記、広報官、会計、および他の役員を任免する。役員の数は最大で12人で、党首は12人の役員の範囲内で、役員の役職を創設し、役員を任命することができる。
第七条 役員の職務
1 党首は党を代表し、世界党大会、世界党臨時大会、および役員会を招集し、その会議の議長となるか議長を任命する。 2 副党首は、党首を補佐し、党首が何らかの事情で職務を遂行できないときはその職務を代行する。党首が辞任あるいは死亡したときは、副党首が党首となる。任期は前任の党首の残りの任期とする。 3 幹事長は、党首の命を受けて幹事に指示を与え、職務を遂行する。 4 幹事は、幹事長の命を受けて職務を遂行する。 5 広報官は、党の公式の声明を発表する。 6 会計は、党の出納事務にあたる。
第八条 役員会
1 役員会は、党首、副党首、書記長、書記、広報官、会計、および党首の任命する他の役員からなり、党首によって招集される。役員会は、世界党の政策、予算、世界党大会および臨時世界党大会の日時および開催地、大会のプログラム等の事項についての原案を作成する。すべての事項は次の世界党大会で承認されなければならない。 2. 役員会は、以下のそれぞれの場合に、承認され、すべての事項を議決する。すべての事項は、出席している役員の数に関わらず、出席している過半数の役員によって議決され、可否同数のときは、議長が決定する。 i 過半数の役員が出席している。 ii 役員会開催の通知が少なくとも開催日の一か月前に、通常の手紙、電子書簡、インターネット等を通して、総裁により発行されていて、開催会場は他の会場と比べて到達することが困難でない。 iii - 役員同士の通信が、インターネットあるいは他の電子的通信システムを通して、行われ、三分の二を上回る役員が出席している。 3 会計検査院の検査官は、発言権を持たないが、役員会に出席することができる。
第九条 委員会
党首は、必要に応じて、委員会を設置し委員を任命することができる。
第十条 国際事務局
世界党は各国の支部の国際事務局とする。
第十一条 支部および党員
1 世界党は、各国に一つの支部を持つ。各支部は、特に反対がない限り、無条件で世界党に承認される。世界党大会が新しい支部または既存の支部が世界党にふさわしくないと議決した時、新しい支部は拒否され既存の支部は不承認となる。世界党と各支部の関係は慣習的な同意にもとづいている。法律的には、世界党と各支部は独立した組織である。したがって、世界党と各支部の間では公式の文書は交換されない。これは、各支部が各国に登録される時に発生するかもしれない問題をさけるために規定されたものである。世界党は支部を持つが、党員は持たない。各国の支部が、党員を持つ。 2 各支部の基本的な政策は、世界党の政策と同じでなければならない。しかし、各支部はそれ自身の政策を持つことができる。たとえば、ある国の支部は自由主義を宣言でき、またある国の支部は共産主義を宣言できる。 3 各支部の党員の資格は各支部の規約に規定される。各支部の党員は、支部に党員費を支払い、各支部は、世界党に党費を支払う。金額は、支部の収入の5%とする。ただし、この割合は世界党の収入の増加に応じて減額され得、各支部が、送金するには金額が少なすぎると判断すれば送金の必要はない。
第十二条 世界党大会における支部の議席
1 世界党大会における各支部の議席は、各国の人口に応じて配分される。議席の配分および告示は、理事会により、次の世界党大会より少なくとも2年前に行われる。各支部の代表の選挙は公正に公開で行われなければならない。 2 議席の割り当てを決定する統計は、最新でかつ最も信頼できるものでなければならない。人口の統計が入手できないときは、役員会が入手できる情報をもとに議席数を決定する。 3 以下の表は、各国の人口に応じた議席配分の例である。
表−1 議席の配分
代表の数と議決権の数は、世界党が設立を目指している世界議会と同じ方法によって決定される。代表数は、基本的に1,000人で、各代表は基本的に1票を持つので、議決権数はやはり基本的に1,000となる。代表の配分の数値例は、以下のとおりである。 世界の人口は68億2,929万7,000人で、そのうち中国は13億4,575万1,000人、インドは11億9,800万3,300人、アメリカは3億1,465万8,800人、日本は1億2,715万6,200人、仮想国は1,000人と仮定される。代表の総数は基本的には1,000人で、議席は人口に応じて配分される。したがって、中国の場合、議決権は197.0556票となる。同様に、インドは 175.4212票を持ち、アメリカ 46.0748票、日本 18.6192票および仮想国 0.0001票を持つ。これは、小数第1位を切り上げあるいは切り下げて整数に調整する。小数第1位がゼロでなければ切り上げられ、ゼロならば切り下げられる。1票未満の票を持つ国の場合は、ゼロでなくもっとも小数点に近い桁が切り上げられる。中国の場合は、小数第1位はゼロなので切り下げられ調整済み議決権は197.000になり、公式の代表は197人となる。インドの場合は、少数第1位はゼロではないので切り上げられ、調整済み議決権は176.000になり、公式の代表は176人になる。アメリカと日本の場合は、調整済み議決権は同様に計算され、公式の代表はそれぞれ46人と19人となる。仮想国の場合は、人口は1,000人なので、議決権は0.0001票で、小数第4位がゼロでないので0.001票に切り上げられる。したがって、この国は0.001票の議決権を持った代表を1人送ることができる。この措置により、すべての議決権は1票、0.1票、0.01票、0.001票に分類できる。従って、議決権の総数は基本的には1,000票であるが、実際の代表と議決権の総数は、それぞれ1,000票を若干上回ることになる。
第十三条 党員の登録
1 各支部からの党員は世界党大会の開催の少なくとも1年前に世界党に登録されなければならない。この条件を満たさない場合は、その登録党員は公式代表として大会に参加できない。党員が一度登録されれば、登録の更新は必要ない。 2 登録される各支部からの代表の数は人口に応じて配分された議席数の3倍まで可能とする。表−1の場合、中国からの代表は197なので、最大登録党員は、197 × 3 = 591となる。同様に、最大登録党員は、それぞれインドは528、アメリカ合衆国は138、日本は57、および仮想国は3となる。ただし、仮想国の代表の議決権数は、0.001となる。これらの登録党員から、各支部は、配分された議席数に応じて公式の代表を送ることができる。 3 各支部は、大会の開催までに、登録党員から代表を指名しなければならない。指名された代表は、原則として、大会の終了まで変更することはできない。ただし、事故や病気のような代表を変更する十分な理由があると役員会が認めた場合は、代表は変更されうる。
第十四条 各国の議決権
世界党大会において、議決権は他の党員に委任することはできず、各国の最大の議決権数は基本的に理論的最大議決権数に基づく。理論的最大議決権数は、出席代表数を出席国数で割って得られる。最大議決権数の計算において、1未満の議決権は計算されない。計算は、すべての出席代表が大会に登録された後になされる。各国の最大議決権数は、以下の二つの条件によって決定される。
i 各国の議決権数が理論的最大議決権数以下であること。 ii 上の条件に合致する国で、国の議決権数が最も理論的最大議決権数に近いこと。
以上の条件に合致する国の議決権数を各国の最大議決権数とする。換言すると、各国の最大議決権数は、国の議決権数が理論的最大議決権数以下で、かつ議決権数が理論的最大議決権数以下の国の中で、理論的最大議決権数にもっとも近い国の議決権数とする。例を以下に示す。国Aは10代表、国Bは20代表、国Cは30代表、国Dが40代表を送る。したがって、参加国数は4で、代表数は100となる。この場合、100 / 4 = 25なので、理論的最大議決権数は25である。国Bの20代表が理論的最大議決権数より少なく、理論的最大議決権数より少ない国の中で最も理論的最大議決権数に近い。それ故、最大議決権数は、20で、国CとDからは代表20人のみが代表として受け付けられる。 他のいくつかの数値例が、以下の表に従い示される。
表−2 各国からの代表数
i 参加国が2か国の場合。各国の理論的最大議決権数は参加国の総議決権数の100 / 2 = 50%である。たとえば、上の表に示されるように、国Aが20人の代表を送り、国Bが80人の代表を送ると、総代表数は100になる。したがって、理論的最大議決権数は100 / 2 = 50である。国Aからの20代表は、理論的最大議決権数より少なく国Bからの80代表は多い。それ故、国Bからは、代表20人のみが受け付けられる。 ii 参加国が3か国の場合。各国の理論的最大議決権数は、参加国の総議決権数の100 / 3 = 33.333 . . . %となる。たとえば、国Aが15代表、国Bが30代表、国Cが55代表を送れば総代表数は100となる。それ故、理論的最大議決権数は、100 / 3 = 33.333 . . . となる。それ故、国Bの30代表が理論的最大議決権数より少なく、理論的最大議決権数より少ない国の中で最も理論的最大議決権数に近い。それ故、最大議決権数は、30で、国Cからは代表30人のみが受け付けられる。 iii 参加国が4か国の場合。各国の理論的最大議決権数は、参加国の総議決権数の100 / 4 = 25%となる。たとえば、国Aが15代表、国Bが20代表、国Cが30、国Dが35代表を送れば総代表数は100となる。それ故、100 / 4 = 25が理論的最大議決権数となる。それ故、国Bの20代表が理論的最大議決権数より少なく、理論的最大議決権数より少ない国の中で最も理論的最大議決権数に近い。それ故、最大議決権数は、20で、国Cと国Dからは代表20人のみが受け付けられる。 iv 参加国が5か国の場合。各国の理論的最大議決権数は、参加国の総議決権数の100 / 5 = 20%となる。たとえば、国Aが5代表、国Bが10代表、国Cが15、国Dが30代表、国Eが40代表を送れば総代表数は100となる。それ故、100 / 5 = 20が理論的最大議決権数となる。それ故、国Cの15代表が理論的最大議決権数より少なく、理論的最大議決権数より少ない国の中で最も理論的最大議決権数に近い。それ故、各国の最大議決権数は、15で、国Dと国Eからは代表15人のみが受け付けられる。 iv 参加国が6か国以上の場合。最大議決権数は同様に計算される。 この方法により、小数の国の極端に大きな代表団は防がれる。
第十五条 不適格な登録党員の除名
1 不適格な登録党員は、他の登録党員によって除名される。登録党員に問題があれば、他の登録党員はその登録党員の資格に対して異議を申し立てることができる。ある登録党員が他の登録党員に対して異議を申し立てる場合、異議を申し立てる代表は氏名と明確に記された理由を書いた異議申し立ての文書を世界党党首に提出する。文書は、役員会で審査され、ウエブサイトおよび他の世界党の出版物で公表される。異議申し立てがすべての登録党員の議決権数の5%に達すると、役員会は党首の名で通知を各登録党員に送る。次の段階では、世界党大会において、異議を申し立てられた登録党員を除名する動議が提出される。出席代表の全議決権数の半分を上回る議決権を持っている出席代表が 除名に反対すれば、異議を申し立てられた登録党員は除名されない。さもなければ、異議を申し立てられた登録党員は、文書による異議申し立てが登録党員の総議決権数の5%であっても、除名される。 2 文書による異議申し立てがなくとも、世界党大会が、出席代表の総議決権数の過半数をもって、登録党員が除名されるべきであると議決した時は、除名される。 3 登録党員が除名された後4年間は、各支部からの登録党員の議席数は、除名された登録党員の数に応じて、削減される。たとえば、もし、2名の登録党員が除名されれば、その支部からの登録党員の議席数は除名の日から4年間、2議席、削減される。除名された党員は、除名から4年後にふたたび登録できる。 4 世界党役員、すなわち党首、副党首、書記長、書記、広報官、会計、および党首に任命された役員は、本条を適用し除名することはできない。役員は、弾劾により除名される。 5 大会における除名の過程においても、本規約の他の箇所で規定された各支部の最大議決権数が適用される。 6 登録党員への異議申し立ては、大会の開催される3か月前から大会の終了するまで受け付けられない。
第十六条 役員の弾劾
1 役員すなわち、党首、副党首、書記長、書記、広報官、会計、および党首に任命された他の役員は、世界党大会の弾劾で解任される。弾劾の過程は、出席代表の総議決権数の半数以上の議決権を持った出席代表が、役員は弾劾されるべきであると議決した時に開始される。弾劾された役員は、出席代表の総議決権数の3分の2以上の議決権を持った出席代表が解任を支持した時、解任される。 2 大会における除名の過程においても、本規約の他の箇所で規定された各国の最大議決権数が適用される。
第十七条 世界党規約の改正
1 界党規約は、出席代表の総議決権数の3分の2以上の議決権を持った出席代表が世界党規約の改正案を支持した時、改正される。 2 改正の過程においても、本規約の他の箇所で規定された各国の最大議決権数が適用される。
第十八条 会計検査院
1 会計検査院は、党の会計を年に一度検査する。 2 会計検査院の検査官は、世界党大会または世界党臨時大会において選出される。 3 会計検査院の検査官は、最大で3名とする。 4 当選した検査官のうち、得票数のもっとも多いものが会計検査院の議長となる。 5 検査官に候補者がいない場合は、党首が選任し、世界党大会の承認を得なければならない。任期は4年とし、2期以上選出されることができる。
第十九条 予算および資産
1 予算および資産は、各支部からの支部費と寄付からなる。 2 財政年度は、1月1日からその年の12月31日とする。 3 支部が世界党から脱退するか除名になれば、その支部は資産に対する権利を失う。
第二十条 世界党臨時大会
1 登録党員の総議決権数の3分の1以上を持った登録党員が要求したとき、あるいは党首が必要であると判断したとき、世界党臨時大会が開催される。 2 臨時大会は、臨時大会開催の要求から、3か月以内に開催されなければならない。 3 少なくとも臨時大会の1か月以上前に、臨時大会開催の告知がなされていれば、出席者の数にかかわらず臨時大会は成立する。 4 あるいは、参加している代表の議決権数が、全支部の代表の総議決権数の3分の1に達すれば、臨時大会は成立する。この場合、出席代表の登録の後に、本規約の他の箇所で規定された各国の最大議決権数が適用される。 5 臨時大会の規則と権限は、世界党大会のそれと同じである。
© 著者 鈴木俊雄 2015年9月
鈴木俊雄 世界政府研究所 〒270-0007 千葉県松戸市中金杉1-158 ウエブサイト: http://www.w-g.jp/index-j.htm E-メール: http://www.w-g.jp/e-mail.htm
2015年9月28日 更新
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鈴木俊雄、世界党日本、起草 第一回世界党大会にて採択 2011年8月12日、ガーナ、アクラ 前文 私たちは、世界市民です。私たち人民は、心から世界の平和と人々の幸福を望みます。世界民主主義を樹立することが私たちの義務であると信じます。私たちの基本的な政策は、世界連邦と世界政府を樹立することです。ここにおいて、世界連邦とは独立国からなる世界規模の連邦であり、世界政府とは連邦の中央政府です。 私たちが樹立しようとしている世界政府は、社会の限られた側面のみにかかわります。すなわち、原則として、軍事力の管理、通貨の発行、及び個々の国には解決できない他の政治的経済的な問題にのみかかわります。宗教、自由主義や共産主義のような政治的経済的な体制、工業、農業、商業、科学、芸術、スポーツ、伝統等のような社会の他の面は、個々の国の自由にまかされています。世界党においては、政治と宗教は分離されており、宗教は個人的な事とみなされているので、いかなる宗教も自由です。 世界党は、各国に一つずつ支部があります。世界党は、各国の支部の国際事務局です。世界党には、個人メンバーはいません。世界党のメンバーは、各国の支部です。各国の支部に、個人メンバーがいます。 各支部の基本的な政策は、世界党の政策と同じでなければなりません。ここにおいて、基本的な政策とは世界連邦と世界政府の樹立です。ただし、個々の支部はそれ自身の政策を持つことができます。したがって、個々の支部は自由主義も共産主義も宣言することができます。すなわち、ある国の世界党支部は自由主義を、ある国の支部は共産主義を宣言できます。支部においても、政治と宗教は分離されています。 第1条 - 組織の名称 本党の名称は、「世界党」です。 第2条 - 本部の所在地 本部は、 〒270-0007 千葉県松戸市中金杉1-158 鈴木俊雄氏方 世界党 に置きます。 第3条 - 政策 世界党の基本的な政策は、世界連邦と世界政府を樹立かつ維持し、個々の政府が解決できない国内的国際的な問題に取り組むことです。第一の段階として、私たちは欧州議会のような立法権のない世界議会を樹立することを目指しています。 第4条 - 最高機関 世界党の最高機関は、世界党大会です。大会は4年に1回開催され、原則として、回毎にことなる国で開催されます。世界党大会は、以下の条件が満たされる限り、出席している代表の数にかかわらず承認されます。
第5条 - 党首および役員 世界党の党首は、世界党大会で選出されます。任期は4年で、2回以上選ばれることができます。党首は、副党首、会計書記官、広報官等を任命します。役員の数は最大で12人で、役員の種類は厳密に規定されていません。党首が役員の数と種類を決定します。 第6条 - 国際事務局 前文に書かれているように、世界党は各国の支部の国際事務局です。 第7条 - 支部およびメンバー 1 世界党は、各国にひとつ支部があります。各支部は、特別な反対がない限り、世界党に承認されます。世界党大会が新しい支部または既存の支部が世界党にふさわしくないと決議した時、新しい支部は拒否され既存の支部は不承認となります。世界党と各支部の関係は慣習的な同意にもとづいています。法律的には、世界党と各支部は独立した組織です。したがって、世界党と各支部の間では公式の文書は交換されません。これは、各支部が各国に登録される時に発生するかもしれない問題をさけるために規定されました。前文に書かれているように、世界党のメンバーは各国の支部であり、世界党には個人メンバーはおりません。各国の支部に、個人メンバーがいます。 2 各支部の基本的な政策は、世界党の政策と同じです。しかし、各支部はそれ自身の政策を持つことができます。たとえば、ある国の支部は自由主義を宣言でき、またある国の支部は共産主義を宣言できます。 3 各支部のメンバーの条件は各支部の規約に規定されています。各支部のメンバーは、支部に党員費を支払わなければなりません。各支部は、世界党に党費をし払わなければなりません。金額は、支部の収入の5%です。ただし、この割合は世界党の収入の増加に応じて減額され得ます。 第8条 - 代表の議決権 各支部は、その代表を世界党大会に送ることができます。代表の数は、原則として、各国の人口に比例します。原則として、大会では支部の各代表は1票を持ちます。これは、以下のように規定されます。 1 代表の数と議決権の数は、世界党が設立しようと目指している世界議会と同じ方法によって決定されます。代表の数は、基本的に1,000人です。各代表は1票を持つので、議決権の数はやはり基本的に1,000です。代表の配分の数値例は、以下のとおりです。 ただし、100票を持っている国が50人だけ代表を送って来た時は、議決権は50票です。これは、一人の代表が1票だけをを持てるからです。すなわち、票は委任できません。個々の支部の最大議決権数は、出席している代表の議決権数の20%です。たとえば、出席している代表の総議決権数が500ならは、500 × 0.20 = 100票が個々の支部の持ちえる最大議決権数です。 2 各支部の代表の選挙は公正に公開で行われなければなりません。各支部からの代表は世界党大会の少なくとも1年前に世界党に登録されなければなりません。登録される各支部からの代表の数は公式の代表の数の3倍まで可能です。たとえば、もしある支部の公式の代表の数が10なら、その支部は30人の代表を世界党に登録することができます。その支部は、その30人の代表の中から10人を公式の代表として送ることができます。上の表の場合、それぞれ中国の登録代表数は591で、インド528、アメリカ138、日本57、仮想国3です。 世界党大会の開催までに、登録から少なくとも1年が経過していなければなりません。もし、登録済み代表に対して1年間反対がなければ、その代表は世界党大会に公式の代表として出席することができます。代表が登録された後、もし不正あるい他の問題があれば、各登録済み代表は他の登録済み代表に対して反対することができます。反対は、理由を明確に記した文書を世界党に提出することによってなされます。この場合、反対者の氏名が明記されなければなりません。もしある代表が、すべての登録済み代表の議決権数の5%に達する他の登録済み代表に反対されたら、その代表は世界党大会で承認を得なければなりません。たとえば、上の表において、中国の登録済み代表は591なので591票を持っています。仮想国の場合は、登録済み代表は3で各代表は0.001票を持っているので、0.003票です。大会において、反対された代表は承認されるという決議を出席している代表が可決すれば、反対された代表は登録済み代表にとどまれます。この場合、棄権は出席している代表の投票として計算されません。たとえば、承認に賛成の票が100票、反対の票が99票、棄権が2票の時、総票は201票です。この場合、賛成の100票は総票の50%を下回ります。しかし、棄権は計算されないので、総有効票は199で、賛成の100票は総有効票の50%を上回ります。あるいは反対された代表が、すべての登録済み代表の議決権の50%を上回る議決権を持った代表から承認を得ることによって、登録済み代表にとどまることができます。承認は代表から文書で得ることができます。したがってこの場合は、文書による承認は大会とは関係なく得ることができ、大会での決議は必要ありません。代表への反対は世界党大会の3ヵ月前から大会が終わるまで受け付けられません。 第9条 - 予算および資産 予算および資産は、各支部からの支部費と寄付からなります。財政年度は、4月1日から翌年の3月31日です。もし、支部が世界党から脱退するか除名になれば、その支部は資産に対する権利を失います。 第10条 - 役員会 役員会は、党首、副党首、会計、書記官、広報官等からなります。役員会は、党首によって招集されます。役員会は、予算、世界党大会および臨時世界党大会の日時および開催地、大会のプログラム等の事項を決定します。すべての事項は次の世界党大会で承認されなければなりません。必要なら、党首は他の役員会または委員会を設置し、そのメンバーを指名することができます。 第11条 - 臨時世界党大会 以下の条件のうちのいずれかが満たされた時は、臨時世界党大会が開催されます。
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